Excel の優れた機能の一つに「マクロの記録」がある。VBA を勉強する上
で、どんな参考書よりも役に立つのではないかと、個人的には思っている。
「マクロの記録」で自動生成されたコードを参考に、あとはヘルプで調べれ
ば、それなりに高度なマクロが作れるようになる。
当然 Calc にも同様の機能を期待をしていたのだか、「マクロの記録」という
のはあったが、下図のように白っぽくなっていて、どうも使えそうにない。そう
あきらめていた、今日まで...
ところが、参考文献 6) をよーく見てみると、どうやらマクロが使えるらしい!
ということで、実際、以下の通り設定を行ってみた :
1. メニューの「ツール」→「オプション」を選択
2. 「オプション」画面の「LibreOffice」→「全般」を選択し、一番下にある
「実験的 (不安定) な機能を有効にする」にチェックをして「OK」ボタン
をクリック。
3. 改めてメニューの「ツール」→「マクロ」を選択すると「マクロの記録」の
文字が黒くなっていて、使えそう!
試しに、シートを非表示にするマクロが自動的に生成されるか確かめて
みる。以下、「Sheet2」を非表示にする手順である。
a. メニューの「ツール」→「マクロ」→「マクロの記録」を選択すると、
b. 「マクロ...」という小さな画面が表示される。
c. 「Sheet2」を選択し、メニューの「書式」→「シート」→「非表示」を選択。
d. 「Sheet2」が非表示になったことを確認したら、「マクロ...」画面の「記録
の終了」ボタンをクリック
e. 「LibreOffice Basic マクロ」画面が表示されるので、現在のドキュメント
(この例の場合「無題1」)を選択し、「新しいモジュール」ボタンをクリック。
f. 画面右側の「マクロのある場所(I) Module1」の「Main」が選択されている
ことを確認し、「保存」ボタンをクリック。
g. 「マクロ 'Main' に上書きしますか」と尋ねられるが、構わず「はい」ボタン
をクリックすると、Module1 の Main プロシージャに一連の動作のマクロ
が生成されている。
h. 実際に生成されたマクロは下図の通り。
実際、「Sheet2」シートを再表示して、上記マクロを実行すると、ちゃんと
「Sheet2」シートが表示されなくなる。
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