2011年6月20日月曜日

メッセージボックスについて

今まで、サンプルコード中に何回も出てきたメッセージボックスについて
詳しく記す。
  
Msgbox 関数、または、Msgbox ステートメントは、メッセージを表示する
為のダイアログ。Msgbox 関数の場合は、どのボタンがクリックされたか
を戻り値として取得することができる。書式は下記の通り :
  
   Msgbox(Text [, Type] [, DialogTitle]])
  
または
  
   Msgbox Text [, Type] [, DialogTitle]]
  
Text には、ダイアログボックスにメッセージとして表示したい文字列を指定
する。
DialogTitle には、ダイアログボックスのタイトルバーに表示する文字列を指定
する。省略した場合は、(Ver.3.3 では)、「soffice」と表示される。
Type には、下記の数値を指定する。省略した場合は、ゼロを指定したものと
みなされる :
  
   ① ダイアログに表示するボタンの種類と数の指定 (0 ~ 5) :
      0 : 「OK」ボタンのみ表示
      1 : 「OK」、「キャンセル」の二つのボタンを表示
      2 : 「中止」、「やり直し」、「無視する」の三つのボタンを表示 (この
          場合のみ、ダイアログの「X」ボタンをクリックしても閉じなくなる)。
      3 : 「はい」、「いいえ」、「キャンセル」の三つのボタンを表示
      4 : 「はい」、「いいえ」の二つのボタンを表示
      5 : 「やり直し」、「キャンセル」の二つのボタンを表示
  
   ② ダイアログに表示するアイコンの種類の指定 (16 ~ 64) :
      16 : ストップ記号のアイコンを表示
      32 : 疑問符のアイコンを表示
      48 : エクスクラメーション記号のアイコンを表示
      64 : インフォメーション記号のアイコンを表示
  
   ③ ダイアログ上に複数ボタンがあった場合に、どのボタンをデフォルトの
       ボタンにする (どのボタンにフォーカスをセットするか) を指定。省略
       した場合は、一番左のボタンがデフォルトになる (128 ~ 512) :
      128 : 一番左のボタンをデフォルトに (フォーカスをセット) する
      256 : 二番目のボタンをデフォルトにする
      512 : 三番目のボタンをデフォルトにする
  
①、②、③ を組み合わせたい場合は、Type
  
   2 + 32 + 256
  
のように指定する。この場合、下図のようなダイアログとなる :
 
Msgbox 関数の戻り値は、クリックしたボタンに応じて、下記の通りの数値
が返される。但し、「X」ボタンでダイアログを閉じた場合 (上述のように、
Type が 2 の時は「X」をクリックしてもとじない) はゼロが返されるようである :
  
   1 : 「OK」ボタンがクリックされた場合
   2 : 「キャンセル」ボタンがクリックされた場合
   3 : 「中止」ボタンがクリックされた場合
   4 : 「やり直し」ボタンがクリックされた場合
   5 : 「無視する」ボタンがクリックされた場合
   6 : 「はい」ボタンがクリックされた場合
   7 : 「いいえ」ボタンがクリックさけた場合

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